パンローリングの「トレーディング・エッジ入門」です。
この本に書かれている「エッジ」という概念を理解することは、夜道をスマホの明かりを頼りに進むのか、明るい太陽の光の下で道を歩むのかというほどの違いを生むでしょう。この本は、これまでベールに包まれていたプロトレーダーの視点や思考法、そして相場の核心を余すことなく解き明かしています。
この本の概念を理解することで、これまでただの線と数字の集まりに見えていた無機質なチャートが、まるで売り方軍と買い方軍の激しい攻防が行われている様が目の前に鮮やかに浮かび上がってくることになるでしょう。
特に注目すべきは、チャートの背後にある真の意図がしっかりと描かれている点です。これを理解することで、戦略を知らなくても、エッジという概念を通じて相場の本質を深く理解し、自然とチャートの重要なポイントが見えてきます。
この本は、まさに宝探しの地図を手に入れるようなものです。私自身、相場の理解についてはある程度自信を持っていますが、もし初心者の頃にこの本に出会っていたら、どれだけの時間と労力を節約できたかと複雑な思いがします。今から相場を始める人々は本当に恵まれています。かつてはこのような本は存在しませんでした。率直に言えば、この本は多くの人に読んでほしくないと思うほど貴重です。ライバルが少ないほど、自分が勝つチャンスが増えるからです。大衆投資家には、ただ流れに従って損をしてほしいとさえ思います。そうでなければ、相場でのエッジが失われてしまうことに他なりません。
しかし、幸いなことに初心者には読み解くことは難しいでしょう。チャート分析の基本、例えば移動平均やサポート・レジスタンス、トライアングル、フラッグなどの基礎を理解していることが前提です。それだけに、この本はプロフェッショナルな教科書といえるでしょう。
多くの投資本は内容が薄く、楽で簡単、今すぐ大金が儲かる印象を与える詐欺まがいのものも多いですが、この本は驚くほど高度な内容をさらっと伝えています。
この本は1億円の価値があります。知りたいことが全て書いてあると言っていいほど。私はこの本を買って10年以上になるので、すでに100回以上は読み込んでいますが、本を開くたびに新たな発見や大事なことの再確認ができる相場のバイブルです。だからこそ、この本を腹の底から理解していただきたいと思うわけです。
100回読むことを目指してみてください。相場の世界が明らかに違ってみえてくるはずですから。
トレーディングエッジ入門を購入し、わからないところはどんどん飛ばしてとりあえず最後までページをめくってしまいましょう。
力がついてくると並行して理解できるようになっていきます。逆を言えば、最初から分からなくて当然なのです。
100回読むことが必要ですが現実は100回も読んでいられませんね。そこで、投資力養成プログラム2.0では、理解を深めていくお手伝いをしていきます。
本気で精読すれば10回で済むかもしれません。読む回数を十分の一に短縮できれば、1億円プレーヤーに到達する時間も十分の一になるはずです。