最初に覚えるべきこと。 最初の1年は、増やす年ではない。
減らさない技術を、身体に入れる年です。
ある方から報告をいただきました。
その方は、たまたま私のところで学び、実際にお金を稼いでいる人と知り合いだったそうです。
その姿を見て、こう思ったとのことでした。
自分も、どうしても
この世界で生きていきたい。
これは、軽い憧れではありません。
会社に依存せず、年齢に押し流されず、自分の判断でお金を生み出せる側に回りたい。
そういう切実な感覚だったのだと思います。
そして、その方から出てきた相談内容が、資金量についてでした。
手持ち資金が300万円しかない。
この資金で、本当に投資を学び、増やしていけるのか。
今日は、この話をします。
本質ではありません。
結論から言います。
最初の段階では、手持ち資金が300万円だろうが、1000万円だろうが、本質的には関係ありません。
もちろん、資金ゼロでは苦しい。
しかし、100万円でも用意できるなら、実戦訓練は始められます。
信用口座を使えば、100万円の資金でも、最大で約330万円まで取引枠を使うことができます。
ただし、勘違いしないでください。
枠を使うとは、
一発勝負をしろという意味ではありません。
むしろ逆です。
最初の1年間は、増やすことよりも、減らさないことを徹底的に覚える期間です。
減らさない技術を覚える。
普通なら、こう言うのかもしれません。
最初の100万円は、
勉強代だと思って捨てなさい。
私は、そうは言いません。
うちで最初に身につけてもらうのは、100万円を捨てる覚悟ではありません。
100万円を、減らさない技術です。
ここを間違えると、投資は一気に博打になります。
トータルでプラスマイナスゼロ。
まずは、これで大成功です。
増やそうとしているのに、プラスマイナスゼロで大成功とはどういうことか。
そう思うかもしれません。
その前提を、まず疑ってください。
冷静に考えてください。
ピアノを習い始めて、1ヶ月後にリサイタルを開けるでしょうか。
茶道を習って半年後に、教室を開いて月謝を取れるでしょうか。
ゴルフを始めたばかりの人が、いきなり賞金のかかった大会に出られるでしょうか。
無理です。
投資も、同じです。
学び始めてすぐに、ガッポガッポ儲かると思っているなら、その考え方自体を変える必要があります。
最初に目指すべき地点は、大儲けではありません。
減らさないこと。
決めたルールで入る。
違っていたら、小さく切る。
当たったら、恐怖に負けずに伸ばす。
逆指値を、必ず入れる。
2000円以下の銘柄を中心に、100株単位の最低単元で練習する。
無茶な枚数を、張らない。
信用枠を使うとしても、枠いっぱいに張るのではなく、余力を残して使う。
これを、徹底します。
つまり、信用枠を使う目的は、一発で大きく儲けるためではありません。
少ない資金でも、手数を出し、経験値を積み、売買行動を訓練するためです。
ここが、重要です。
その瞬間、博打が始まります。
資金が少ない人ほど、一撃で増やそうとします。
だから、負けます。
資金が少ない人ほど、損を取り返そうとして、一発勝負に走ります。
だから、資金を飛ばします。
資金が少ない人ほど、「この資金では意味がない」と考えて、行動量が減ります。
だから、経験が積み上がりません。
違います。
最初の1年は、資金を増やす年ではありません。
売買行動を、壊す年です。
その対象は、5つあります。
損切りできない自分。
怖くて、入れない自分。
少し含み益が出ると、すぐ利確したくなる自分。
情報を見て、エントリーをやめる自分。
チャートではなく、感情で判断する自分。
これらを一つずつ見つけて、一つずつ潰していく。
それが、最初の1年です。
だから、100万円でも意味があります。
むしろ、最初から大きな資金を持っている人の方が危ない。
なぜなら、ルールが身体に入る前に大きく張ると、一度の判断ミスで大きな損失になるからです。
最初に必要なのは、大金ではありません。
減らさない、型です。
次の景色を開きます。
トータルでプラスマイナスゼロ。
これを、馬鹿にしてはいけません。
1年間、実戦で売買して、損切りし、エントリーし、利確の恐怖と戦い、増玉の恐怖と向き合い、それでもトータルで減らさなかった。
これは、かなり大きな成果です。
なぜなら、そこまで来れば、次は「どう増やすか」に進めるからです。
逆に、最初から増やそうとして資金を減らす人は、次の段階に進めません。
資金も、減る。
自信も、減る。
行動量も、減る。
最後は、また情報探しに戻ります。
売買行動を、作り替えること。
そうならないために、最初の1年は修行です。
修行とは、資金を捨てることではありません。
資金を守りながら、
売買行動を作り替えることです。
投資力養成プログラムでやることは、まさにここです。
銘柄を当てることではありません。
情報を増やすことでもありません。
右端で、決めた行動ができる人間に変えることです。
手持ち資金が300万円しかない。
そう感じる人ほど、ここを勘違いしないでください。
300万円しかないのではない。
300万円を守りながら、
売買行動を鍛える材料がある。
そう、考えてください。
次に、伸ばす技術へ進めます。
100万円でも、同じです。
100万円を元手に、信用枠を使い、最低単元で手数を出し、1年間、減らさないことを目指す。
それができれば、次の景色が見えてきます。
投資で大きく変わる人は、最初から大儲けした人ではありません。
最初に、減らさない技術を
身につけた人です。
そして、減らさない技術が身についた人だけが、次に、伸ばす技術へ進めます。
ここを、飛ばしてはいけません。
資金量の問題ではありません。
順番の、問題です。
まずは、減らさない。
そのうえで、当たったトレンドを、伸ばす。
この順番を守れる人だけが、投資を博打ではなく、技術に変えていけます。
それとも、長期で補正を受けるべきか。
資金量の問題ではありません。
最初の1年で、減らさない型を身につけられるかどうかです。
そして、この型は、教材を一度読んだだけでは身につきません。
実際の売買で迷い、崩れ、報告し、添削を受け、また修正する。
この反復が必要です。
特別会員は、まさにこの反復を長期で続けるための環境です。
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実践投資アドバイザー 住川